巻ノ二

「終わりだ!!」

カカシ班と鬼人・桃地再不斬の戦いは、一瞬の攻防で生死が分かれる、究極の精神戦でもあった。カカシと再不斬の殺意が交錯する中、恐怖に足がすくんでしまうサスケ達。そんな部下達の心中を察したカカシは、再不斬の動きを警戒しつつも、笑顔を見せて安心感を与える。かつて大切な仲間を失った悲しみが、カカシの強き意志と優しさの源泉なのだ。